深閑 / 片瀬 有美子
W13.5~16.5cm H12
19世紀にイギリスで生まれた陶芸の技法"mocha ware"を応用した片瀬氏の技法を用いた植木鉢。
本来は土物(陶器)の素地に化粧土をかけた後に模様を施すが、片瀬氏の技法として素材を磁土に置き換え、化粧土を用いず作陶している。
下絵具を3,4種用いることで透光性のある磁土に水彩画のようなグラデーションが溶けるように馴染んでいる。
作家自身、透明感を一番大切にしていると言う通り、作品が持つ美しさにまず心が奪われます。
この作品には、美しく育てられた優等生な植物、自然に育てられた野生味溢れる植物、どちらを合わせても面白い表情に、仕立て方次第で幅を持ち、様々な角度から奥深い作品です。
片瀬 有美子
1988年 長野県にて生まれる
2010年 女子美術大学短期大学部 陶芸メタルコース 卒業
2012年 多治見市陶磁器意匠研究所 デザインコース 修了
2013年
多治見市陶磁器意匠研究所 セラミックスラボ 修了
2017年 金沢卯辰山工芸工房 修了
2021年 glass & porselain studio touca 設立
